フィンランド式、学校の作り方

今回の参考書籍
・著者:池上彰、増田ユリヤ
・書籍名:突破する教育
・出版社:岩波書店(2013年)

目次

小学校の校舎の設計に、子どもも参加する!?

政治や行政に対する、国民/市民の「信頼」が高い、と言われているフィンランド。
(だからこそ、高福祉・高負担が成り立つ)

そんなフィンランドの「信頼」の原点は
教育にあると言います。

例えば、小学校の校舎の設計に、教師だけでなく生徒も参加します。
そして、生徒の声が、実際に反映されているのです。

教師生徒
・教室のつくり、環境にやさしい部材や電力
・子どもとっての居心地の良さ など
・どんな教室がいいか?
・学校には何があったらいいと思うか?
  ↓
・教室の中に暖かなオンレジ色のソファ
・廊下の途中に、隠れ家のような小さな空間

「自分たちも学校づくりに参加しているんだ、
意見を言うと採用してもらえるんだ、
と子どもが実感することに意義があるんです」

(フィンランドの先生の言葉)

居心地のいい場所であることが大切

学校は、子どもたちにとって居心地の良い場所であることが大切です。

  • 居心地がいい環境だから人は心を開ける
  • 子どもが安心して話せる環境をつくる
  • イジメによる自殺を防ぐことにもつながる

信頼の国、フィンランドの特徴

自国の問題を、国民が自分ごととして捉え、政府も国民もお互いの「信頼」をもとに、「合意」の上で、「責任」を持って問題解決に取り組む

高い「透明性」と「責任感」があるからこそ、強い「信頼」関係が生まれる

そんな当たり前のことが、
なぜ日本では難しいのでしょうか?

いじめによる自殺事件などが発生するたびに
真相を隠蔽して、ひたすら責任逃れに走る
日本の学校や教育委員会。。。

子どもの声、市民の声を十分聞かずに
ハコモノ作りありきで計画を進めようとしている
某教育委員会。。。

もう一度、下記の条約・法律・条例を、目に焼き付けて頂けないでしょうか?

こどもの権利条約 第12条(1994年日本批准)
子どもの意見が十分に考慮されなければならない。

こども基本法 第11条 (2023年施行)
国や行政は子どもの施策を策定・実施する際に、こどもの意見を反映させるために、必要な措置を講じる。

桑名市「こどもの権利条例」(2025年4月開始)
子どもの最善の利益を第一に考え、子どもの声に耳を傾け、大人と子どもが対等な立場で協力し、子どもの権利が保障される街を目指す。

参照:
https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig_all.html
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_suishin/230323/kihon.pdf
https://www.city.kuwana.lg.jp/kodomo/kodomonokenrijourei.html

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