こんな方におすすめ
- 過去の学校説明会に参加できなかった方
- 小学生・未就学児の保護者の方
- 自分の子どもにも影響するのか知りたい方
- 市の説明会では消化不良だった方
- 地域の衰退を危惧されている方
- 議会ではどんな話をされているのか知りたい方
勉強会の内容
- 計画の背景と目的
- 再編計画の概要
- 義務教育学校とは?メリット/デメリット
- 他の自治体での先行事例
- 再編の進め方と今後の見通し
- 議会で答弁された内容
- 質疑応答
勉強会の開催概要
■ 開催日時:2025年8月23日(土)18:30〜20:30
■ 会場:パブリックセンター(旧 中央公民館)2F 大研修室
桑名市中央町3丁目44番地(無料駐車場80台)
■ 話者:①柴田 理恵 議員(市議会で最も学校再編について質問している議員の一人、元久米小学校教師)
②永野 元康 議員(光風地区の地元議員、精義小OB、前 桑名市観光協会会長、保護司)
■ 定員:130名(先着順)
■ 参加費:無料
■ 主催:桑名の子どもと学校を守る会
■ お問合せ:LINEにてお問合せ下さい。
https://lin.ee/9aQfS2A
■ 申込方法:下記記の申込フォームより
小中学校再編計画(原案)の概要

・市内の小中学校36校のうち、全ての小学校と明正中・成徳中を廃校にして、 7校に統廃合する。
・全市一律で、小1〜中3までの子どもが同じ施設・校舎で9年間過ごす「義務教育学校(施設一体型の小中一貫校)」とする。(全国的にも異例の1,000人超えマンモス校を5校新設)
・モデル校として「多度学園」を来年4月に開校する。多度学園の検証を待たずに、来年3月までに計画を策定。
義務教育学校のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・クラス替えが増え、同級生が増える ・中学生が小学生のお世話をし、小学生が中学生を見習う、異学年交流への期待 ・市の公共施設費・教育関連費の支出削減(施設更新費、教員給与など) ・国からの補助金を利用できる ・学校が新しくなる ・学校数が減る分、施設を充実させやすくなる ・必要な教員数が減り、定数を確保しやすい ・教科担任制や教員の小中乗り入れ授業が可能 ・6年ー3年制以外の枠組みに変更可能 ・教員間での情報共有がしやすい | ・通学距離が長くなり、交通事故や不審者、熱中症などのリスクが高まる。疲れも溜まる。 ・放課後に学校で遊べなくなる。地域クラブの活動場所も確保しづらくなる。 ・バス通学の場合、感染症対策や維持費・運転手確保の問題が発生する。 ・大規模校で人数が増えるほど、震災や災害、感染症対策の対応が困難。 ・生徒数に対して校庭や体育館、特別教室が足りず、従来のような授業ができない。 ・小6=最高学年としての自覚やリーダーシップを発揮する機会、小学校卒業という人生の節目がなくなる。 ・近くに避難場所や集う場所がなくなる。地域のコミュニティが希薄化する。 ・子どもの不安やストレスが増え、不登校児が急増した。(つくば市の先例) ・新しい校舎で、大規模な「荒れ」が発生した。(久留米市等の先例) ・子どもの「自信」や「学校の楽しさ」が低下した。(大規模調査の結果) ・子育て世帯が流出し、人口減少や地域の衰退が加速した。(青垣町の先例) ・7校建設に700億円規模のお金がかかり、負債のツケが回ってくる可能性。 |
学校統廃合の進め方の問題
1.地域や保護者、子どもの声を軽視
説明会では、市民から反対や懸念の声が非常に多くあがりましたが、教育長は市議会で「計画策定前に地域との合意形成は必須ではない」との趣旨の発言。
説明責任を十分果たしておらず、法律・条例で定められた子どもの声も聞いていません。
2.全市一律の、義務教育学校ありきの理論
地域ごとの実情を考慮せずに、全市一律で義務教育学校(小中一貫校)に変えた自治体は全国的にもまだありません。先行地域では、検証の結果、大規模な義務教育学校を見直す動きが出ています。
既存の学校改修の方が、より早く低コストに施設を綺麗にできる可能性がありますし、地域の実情に合わせて柔軟に対応できます。
3.多度学園の検証をせずに、計画を推進
桑名市初の義務教育学校(施設一体型・小中一貫校)「多度学園」の効果検証を待たずに、計画を進めようとしています。計画を実行してしまったら最後、もう元には戻せません。
地域の衰退や子育て世代の流出、多額の負債への懸念が市民から出されています。